@yuichirominato 2019.01.17更新 394views

【進路相談】大学で量子コンピュータを学ぶには?もしくは将来量子コンピュータを仕事にするには?

大学受験 量子コンピュータ

はじめに

なぜか最近勉強会で進路相談や人生相談増えてきました。入学試験シーズンですし、受験生の方々に安心して悩み事のない状態で受験に集中してもらうためにきっちりと問いにお答えしておきましょう。

大学に入る

まずは量子コンピュータをやるにはきっちり大学に入っておきましょう。もちろん高卒でも大丈夫ですが、結構苦労すると思いますので、何歳になっても一応大卒の資格を取っておくのはいいと思います。

そのためには大学の試験をきちんと受けることが大事です。かくいう僕も大学に進学するかどうか迷った時期がありましたが、結局当時受験物理と出会ってから結構頑張って大学にはいりました。モチベーションはとても大事です。メンタル面を整えて目標を設定して、体調を整えながら大学受験しましょう。

あと月並みですが受験はプレッシャーも大きいし、お金もかかるしなので、出来るだけ早めに準備しておきましょう。学習内容も早くやりすぎると忘れてしまう危険性はありますが、後からギリギリに勉強するよりはいいです。

大学受験では苦手科目の克服にほとんどの時間を使います。得意な科目は勝手に点が取れるからです。時間を有効に使って計画的に受験をしてもだいたい時間が足りなくなりますので、早め早めに終わらせておくことが大事です。自分でなかなかスケジュール管理ができない時には、塾の先生や学校の先生に相談するか、友達とライバルみたいに競い合って自分を高めるのが大事です。ライバルや友達は大事かと思います。自分の中に頑張る理由を見つけられない人は自分の外に見つけましょう。

何を勉強すればいいか?

量子コンピュータに役立つのは、「物理」、「数学」、「英語」です。物理は言わずもがなの量子力学を理解する必要があり、数学は計算原理を理解しそれを式に落とし込みます。英語は論文がすべて英語ですので、少なくとも英語に対しての苦手意識は無くしておく必要があります。

物理学は諸問題の背景にある原理をきちんと押さえておき、できれば微分積分を使って運動方程式ma=Fから運動量や運動エネルギーの式を導き出し、電磁気学やその他の章でも微分積分を背景に物理学を理解しておくと難しい問題でも対応できます。簡単な問題には微積を使うよりも定理を覚えてしまったりと暗記対応と式の導出が混じっているのが大変なところですが。。。

量子コンピュータの実務でも高校の時の物理学の知識が大変役に立っています。すべて高校時代の賜物といっても過言ではないので、大学に入る前の物理の勉強時間は大変大事です。

量子コンピュータ自体を作るのではなく、アプリケーションを作りたい、計算機を触ってプログラミングを極めたいという方は必ずしも物理学は必須ではありません。かくいう自分は物理は得意ですが、数学はとても苦手です。しかし量子コンピュータでは数学はとても大事です。数学が得意な人は量子コンピュータを理解するには微積、行列、複素数まできちんとやっておいた方が良いでしょう。

あとは英語です。英語はなかなか大変ですが、自分は音読を通じてとにかく量をやりました。量をこなすことで体が慣れるので少なくとも自信はつくと思います。効率的な勉強法はとても大事ですが、なかなか自分に合ったものを効率的に見つけるのは難しいです。とにかく大量に量をたくさんやればそのなかから質を見つけることができるというのが持論です。困ったら考える前にたくさんやりましょう。

いつ決めればいいか?

正直自分の大学時代は量子コンピュータは流行ってなかったので、興味がありませんでした。進学先も東大理一に進学してから内部で進学先を見つけられるので建築学科へ進み、ようやく35歳を過ぎてから量子コンピュータを始めましたので、昔は量子コンピュータをやるなんて少なくとも5年前ですら思いもよりませんでした。世の中には時流というのがありますので、目標を持ちながら、その時の時流を鑑みた上で進路を決めるというのも大事でしょう。

入学してから進路を決められるのも珍しいかもしれないので、大学入学時に決める必要がある場合には、今の量子コンピュータが発展するのに20-30年かかるので、ちょうど分野も育っていい感じになるという予想のもとに物理系もしくは物理工学系に進むというのもいいでしょう。実際に実務をやっていると数学科で量子コンピュータのアプリのすごい人もいるので、物理・数学あたりがいいと思います。両方できたら最強です。

あとで変更したくなった時には、変更するという意思と迅速な対応が必要になります。後悔先に立たずなので30歳までには色々試してみるのがいいと思います。時間は有限ですので、20代はできるだけ仕事と遊びに時間を費やした方がいいと思います。

どれくらい勉強すればいいか?

要領のいい人は少ない勉強量で大学にきちんと入ってきますが、僕はあまり要領がよくなかったので、たくさん勉強しました。勉強量を可視化して、使用した計算用紙A4をためて行ってどれくらい勉強したのかを確認しながら毎日頑張り、だいたい入試までには1年で30-40センチくらいの高さに計算用紙が貯まるまで数学と物理の計算をしていました。あとは、先生に勉強が終わったと思ってからさらにあと1時間やりなさいという言葉を守ってその通りやってました。

基本的には行きたい大学に行った人にたくさん聞いて、その人たちのいうことで納得できることをきちんとやっていればいいと思いました。僕も結構言われたことはそのまま守りました。

量子コンピュータの面白いところは?

結局物理を仕事にしている人は物理をすることで精神的な安穏を手に入れていることが往々にしてあります。精神安定剤として物理学という考え方もあります。基本的には物理学を通じて学ぶことの楽しさや世の成り立ちを知りたいという知的好奇心が大事になります。

もう少し産業として量子コンピュータが成熟してくればそういった楽しさはだんだんと失われてきて、ただの仕事になっていくと思います。そうなる前に十分に発展に貢献して楽しんでおくのもいいのではないでしょうか。

Recommended


CONTACT

info@mdrft.com

ブログトップへ Wikiへ移動

量子コンピュータ一般

量子ゲートアルゴリズム

量子アニーリング一般

量子アニーリングアルゴリズム

BlueqatSDKの使い方